杉田 明彦展|12.6 – 1.5
12月6日より、新たな展示がスタートいたします。
杉田さんとの出会いは、花紫のライブラリーを作る際、空間のメインとなるアートをお願いしたところから始まりました。その後も客室のテーブルを制作いただくなど、花紫の空間に欠かすことの出来ない作家です。杉田さんのアートは、素地となる木の板に麻布を被せ、その上に幾層にも漆を重ねることで完成します。これにより布の網目やしわが浮かび上がり、見るほどに引き込まれる独特の質感を持つ作品に仕上がります。本展示では、器と合わせて、アート作品もご覧いただける貴重な機会です。
また、杉田さんの器でいただく季節の甘味も茶房にてお愉しみいただけます。ぜひお立ち寄りください。
漆芸家・杉田 明彦
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1978年 東京都生まれ
2007年 輪島へ移り、漆師 赤木明登氏のもとで修業した後、2013年に独立
2014年 金沢で制作
時代を得ることで現れる古物の質感や佇まいにインスピレーションを得て、自身の感覚を器で表現。まるで長い年月を経たかのような、しっとりと手になじむ静謐さが特徴。漆を使ったアート作品も制作。